六連島避難所&集会所補修完了!六連島の避難所を補修せよ!!

ラストスパート!

いよいよ補修作業も佳境を迎え、最後の工程となる床の仕上げ作業へと突入した。
サンダー部隊が床の汚れをガンガン削っていく!サンダー6台(参加者が持参)体制で挑む!!

廊下も同時進行で削る!避難所&集会所全体に駆動音と振動が響き、粉塵が舞う。

約4ヵ月に渡る作業を経たことで、休憩中にモルック(フィンランドのカレリア地方の伝統的なkyykkäというゲームを元に、Tuoterengas社(フィンランド)によって1996年に開発されたスポーツ)を楽しむ余裕があるくらいみんな手際が良くなっている。

休憩後はステイン塗布部隊が床を、みるみるうちに美しく仕上げていく。

家具部隊も負けじと家具を製作!!

最後は集会所入口に〇〇を掲げ、、、

できたー!完成!!

こうして4ヵ月に及ぶ六連島避難所&集会所補修作業は、一旦幕を下ろしたんだ。

北欧風…だと?!

憶えているだろうか?奇跡の3日間のことを…。-

屋内補修の際、素人なりにどんなデザインコンセプトで行うかを話し合った。
するとミヤギが…『(キッチンを)北欧風にしたいです。』と。

彼は素直だ。
素直過ぎると言っていい。
イベント【かもめ食堂っぽく】でフィンランドの魅力に触れ、一発で魅了されたのだ。
が、そこもまた彼の魅力ではある。

と、MUTSURE.JPは見誤った。
ミヤギが北欧風にしたいのはあくまでキッチンであって全体ではない。
そう…つまり完全に見誤ったのだ。

見誤っていることに気付かず走り出した【北欧風の避難所&集会所】は、完成へと至った。

きっと多くの疑問もあるだろう…
・北欧風である必要があったのか、なかったのか
・ここまでする必要があったのか、なかったのか
・…etc

あったのか、なかったのかという話になると…それはわからない、これから次第としか言いようがない。
言いようがない中で確かなことが、ひとつだけある。

MUTSURE.JPは見誤っちまったってこと。
完全に見誤っちまったってこと。
『何を?』って、北欧風にしたいってことを。

そんなことある?!アスワン株式会社より提供!!

下関でフィンランドと言えばこの人!』と言っても決して大袈裟ではない、北欧雑貨Rallissaの店主がキッカケとなり、、、
「快適な生活空間をトータルに提供する」を企業理念に掲げ、カーテンやカーペット、ラグ・マットなどを製造販売し、フィンランドのフィンレイソンデザインを採用した多くのインテリア製品を取り扱うアスワン株式会社より、、、
六連島避難所&集会所補修プロジェクトへご賛同いただき、カーテンのご支援を賜ることとなった。

そんなことある?!

幾度も耳を疑った。
まさかまさかのフィンレイソンのカーテンだ。
有難き事この上ない…

ご支援いただいたカーテンを、早速ミヤギと北欧雑貨Rallissaの店主が丁寧に取り付ける。

デザインや色のチョイスは北欧雑貨Rallissaにお願いした。
なぜこのデザインにしたのかは…北欧雑貨Rallissaを訪れ、直接聞いてみるのも愉しみのひとつとなるかもしれない。
話のネタにしてみてほしい。

バッチリだ!!
まるでこの集会所の為に作られたんじゃないかってぐらいにマッチした!!
それもそのはず!アスワン株式会社によって、この集会所の為に作られたオーダーカーテンなのだから!!

もしも集会所を訪れる機会があったら、このパーフェクトなオーシャンビューカウンターで海を眺めながらフィンランドコーヒーなんかを愉しんでほしい。

そしてアスワン株式会社製のインテリア用品のご用命は、北欧雑貨Rallissaまで気軽に相談してほしい。

そんなことある?!株式会社将栄の心意気!

アスワン株式会社からのカーテン支援に続いて、更なる奇跡が起きたんだ。

『な…今なんと仰いました??』衝撃的過ぎて何を言っているのか正直わからなかった。
端折って言うと、家族で六連島芋掘祭2021に参加してくれたのをキッカケに、六連島の取り組みを知って『ボランティアで内装やりますよ!!』と申し出てくれたのだ。

そんなことある?!

確かにどうしようもないほど傷んでいて、MUTSURE.JPたち素人ではどうにもできそうにない部屋があり、とても有難い申し出だが…その道を生業とするプロの建設業の方に甘えていいものかどうか…判断に迷った。

その後、幾度かのやり取りを経て”株式会社将栄の心意気”に甘えさせてもらうことにしたんだ。

作業に入ってからは、流石プロ!!どうしようもなかった部屋がアッという間に美しく生まれ変わっていった。

プロだから当然なのかもしれないが細部まで丁寧に、そして正確な仕事っぷりは思わず見惚れてしまうほどに美しい。
アクセントカラーとして、集会所部分と同じパステルブルーで仕上げるという粋なはからいまで!!

心意気も仕事っぷりも男前過ぎる株式会社将栄と颯栄工業の皆さんのおかげで、六連島避難所&集会所補修における”誰も手が出せなかった”最後の補修が完了したんだ。
ここから更に進化するとかしないとか…

完成してみて…

はじまりは見事なまでにかぶれたと思っていたミヤギの『北欧風にしたいです』という発言を、完全に見誤った突拍子もないスタート(結果的にはMUTSURE.JPの見誤りによる完全暴走)だった。
MUTSURE.JPは【北欧風をテーマにした補修作業】の中で、北欧雑貨Rallissa店主やフィン会(下関フィンランド協会)メンバーからフィンランドの魅力を教わった。
にわかには信じ難いフィンランドの魅力の数々に興味を持ち、フィンランドについて色々と情報収集してみたところ…とっても豊かで幸福度の高い国であることがわかったと同時に、六連島で感じる空気感は彼の国の人々や価値観と、どこか似通っているような気がしたんだ。

それは六連島のみなさんや六連島に集う人々の温かさであったり、常に新しいものや便利なものを追い求めるのではなく、今ある暮らしの中で想いのこもったものを長く使うことであったり、身の回りの人を大切にしながら生きる環境だからこそ感じることのできる豊かさであったり…本やネット、フィンランド人やフィンランド所縁の人々の話から多くの共通点があるように感じた。

だから六連島には、次から次へと人が集い、ご縁が連なっていく。

今回のプロジェクトは、フタを開けてみれば『古いモノや不要なモノに新たな価値(ストーリー)や有用性を見出すアップサイクル』だったような気がする。

みんなで作ったこの場所が、これからどんな風に活用され、六連島の未来に関わっていくのか、それがわかるのはもう少し先の話になるのだろう。
今は六連島のみなさんが集まり、地域おこし協力隊ミヤギと共に楽しい時間を過ごす場所になればいいなって思うんだ。

このサイトをフォローする!