島グルメ『六連バーガー』肥料投入!

六連島グルメ『六連バーガー』開発記。

【随時更新】六連島グルメ『六連バーガー』の開発を記していきます!!

前回の投稿はコチラ→島グルメ『六連バーガー』タマネギ苗を植える!!

<このページの目次>
  1. はじめての肥料やり。
  2. な…んだと?!
  3. MUTSURE ISLAND FIELDSを通じて
  4. つづく。

はじめての肥料やり。

今回はタマネギに肥料をやる!目的で、Uさんに教えてもらった化成肥料を持って”MUTSURE ISLAND FIELDS”へ!!

前回の島グルメ『六連バーガー』タマネギ苗を植える!!でお世話になった師匠とは、あれから何度か潅水作業や草引きで”MUTSURE ISLAND FIELDS”に行った際、毎回顔を出してくれて、その都度指導して頂き、有難き事この上ない関係だ。
今ではもう、双方共に【仲間(師弟)】として認識している。

草引きの際、師匠に教えてもらった道具を準備した。
Uさんや師匠はいつだって快く道具を貸し出してくれる…これは本当に有難い。
だけどいつまでもその厚意に甘えてばかりではいけない。
畑は借り物でも、自分たちの畑だ。
貴重な時間を割いて協力、指導をしてくださる皆さんに、本気で接してくださる皆さんに、自分たちの本気も示さねばならないと考えている。
数千円程度の道具を用意したからといって本気を示せるとは思っていないが、それでも大型の機械など、自分たちではどうしようもないもの以外は自分たちで用意する。
それが渡世の仁義というものだろう。

そんなことを考えながら六連エンブレムシールを貼り付け愛着を増す道具を手に、作業のシミュレーションを行う傍ら…

師匠から頂戴したサトイモを食べる。
師匠の育てた甘くトロットロのサトイモは、これまでに味わった事の無い口どけで、食す者全てを魅了していく。

そして作業当日『師匠!ご指導宜しくお願いします!!』
師匠のサトイモに魅了され、益々師匠への尊敬の念が高まっている面々は、これまで以上に真剣に、そして敬意を払い指導を受ける。

-今回の作業工程-
①タマネギとタマネギの間に溝を作る
②溝に肥料を撒く
③肥料の上に土を掛ける

【タマネギとタマネギの間に溝を作る】これは定植の際に経験した雁木切りの要領で、体力的なしんどさはあるもののそこまで苦無く作業できた。

【溝に肥料を撒く】これが意外に難しい。
『ただ撒くだけでしょ?』と侮ることなかれ。
素早く均等に、どこか一箇所でも多くなってはいけないし、少なくなってもいけない。
師匠からの教えに従い、リズミカルに作業を進める為に地元運動部の掛け声を掛けながら臨んだ。

溝を作る者の後を肥料を撒く者が追ってくる。
溝を作るのにもたつくと、画像のように肥料を撒く者から過剰なプレッシャーを受ける事になる。

今回の作業工程で最も難易度が高かったのは【肥料の上に土を掛ける】肉体的負荷が尋常ではない。
この作業を行った者の翌日の痛みを思うと…頭が下がる。
『ありがとう、ありがとう、その痛みはアナタの糧となるだろう。』

な…んだと?!

一連の作業を行っていく中で、突如違和感を覚える。
なんだ?何かがおかしい…この違和感…

?!

タマネギがないっ!!!!

『師匠!!タマネギが…タマネギがありませんっ!!!!!!一個小隊全滅でありますっ!!!!!!』
師匠曰く【ノケラ】の仕業らしい。
根の付近を掘ってみると…

出てきた。
この【ノケラ】という生き物がタマネギの根を食べるらしい。

ふむ、なるほど。

生けとし生けるもの、その全てが精一杯生きている奇跡の惑星【地球】において、こんなことは言うべきではないだろう。
だが敢えて感じた事を記しておく。

-私はかつて、これほどまでに昆虫に対して殺意を抱いたことはない。-

ショックだった。
つい先週来た時はあったはずのタマネギが食べられていることがショックだった。
たったの一週間で状況は変わる…こういった経験を通して普段我々が口にしている農作物が如何に尊い物なのかを知ることができる。
日本の農家の皆さん有難う。

この後師匠が秘薬を丁寧に撒いてくれて今回の作業は終了。
帰ってから【ノケラ】について調べてみたところ…どうやらコガネムシの幼虫らしいことがわかった。
『へぇ〜、コガネムシの幼虫って畑にいるんだね。』と、畑をやっていなければ絶対に知ることのなかったであろう【ノケラ】という存在を知れた事に得も言われぬ満足感を得る。
だが【ノケラ】への殺意が消えたかと言われると…それはまた別のお話。

MUTSURE ISLAND FIELDSを通じて

無謀なる挑戦”MUTSURE ISLAND FIELDS”も何とか形に、それらしくというか、畑らしくなってきたような気がしている。

それもこれも全て、関わってくれる【仲間】たちのおかげだ。
其々が其々の想いで行動してこその今であると認識している。

六連島に関わってくれる【仲間】が『みんなで食べようね!』と、お弁当を作ってきてくれた。
六連島で関わってくれる【仲間】が『美味しいけえ食べてみり!』と、作物をくれた。
六連島に関わる【仲間】が頂いた作物でケーキを作り『美味しくできたから食べてみて!』と、持っていく。
六連島での【仲間】が『お茶飲んでって!』と、コーヒーを入れてくれた。
こんなことが自然に起きていく。
誰も何の打算もない。
自然に、そう、ただただ自然に人間同士の付き合いをしているんだ。

共通しているのはみんな六連島が好きで、【仲間】が好きで、【仲間】と過ごすその時間が好きなんだと思う。
『居心地が良く、楽しい。』それが参加する離島、六連島。

つづく。

次回は経過観察と草引き!!虫や病気などしっかり勉強して上陸したい!!
身体?うん、言うまでも無く痛いさ。

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