六連さつまを未到の”超熟域”へ!!
驚愕!掘りたての味!!
– 嘘…みたいだろ?何千本もあるんだぜ? –
9月末頃だっただろうか、試し掘り後に早速”六連さつま”を焼き芋にして食べてみた。
…
……
………。
そんなバカなっ!!
甘くないだとっ?!
みんなで作った六連さつまが甘くない…だなんて、驚天動地の大事件である。
どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう…一通り動揺した後、師匠に助けを求めた。
熟成…だと?
師匠曰く『掘りたては甘うないぃね。』とのことだった。
しかし昨年、師匠からいただいた六連さつまは甘かった…こりゃどういうこった?
色々と教えを乞う内に、【熟成】というものが必要だとわかった。
一定の条件下で期間を置くことでサツマイモは甘くなるということだった。
早速その一定の条件下を用意して【熟成】を行うことにした。
まずは〇週間。
うん。
甘い。
否、だがしかし六連さつまはこんなもんじゃないはずだ。
熟成を続行する。
〇週間が経過。
うん。
甘い甘い。
けど、六連さつまはこんなもんじゃないはずだ。
熟成を続行する。
〇週間が経過。
おや?
蜜々しくなってきた。
この時点でかなり甘くて美味しいが、もっと先があるような気がしてならない。
熟成を続行する。
〇週間が経過。
Good!美味しい!!
蜜も柔らかさも格段によくなった。
この時点でもっと先があることを確信。
熟成を続行する。
〇週間が経過。
いやいやいやいや!
どこまでも行くな!!
甘みに限界無し!といった印象。
ちなみにこの時点で…
糖度は60!
口に入れた時の甘みや密感、柔らかさは熟成すればするほど向上している感じはあるものの…見た目的にはイマイチ感が残る。
ここからは焼き方の領域なのではないか?と、焼き方の実験を行ってみることにした。
熱をコントロール
あれこれ色んな焼き方を模索していく中で、やっぱ『石焼き芋最強じゃない?』となった。
市販されている【石焼き芋鍋】を購入し、チビイモ(一定の条件下ではない放置熟成二週間)で実験してみた。
焼き始めてから〇分…部屋中が甘い香りに包まれた。
フタを開けてみると、それはそれは美味しそうな蜜が出ていた。
そこから更に〇分…。
早速口へと運ぶ…。
んまーーーーーーいっ!!
色、艶、香り、甘み、柔らかさ、、、どれをとっても二週間ものとは思えないクオリティ。
甘みや密の出方が、これまでとは別次元なのだ。
一定の条件下の熟成六連さつまに、この焼き方を施せば…いける!
熟成【六連さつま】やで!!
どこで食べられる?!
残念ながら食べることはできないと思う。
だけどいつか…そう、いつかこの美味しさを多くの人に味わってもらいたい。
そんな日が来ることを願っている。